実践すれば本当に審美歯科が変わってしまう8つのポイント

「仕事が忙しくて、つい予約をキャンセルしてしまった」「調整の痛みが辛くて、次の通院が億劫だ…」様々な理由で、歯列矯正の治療を中断してしまっている、あるいは中断を考えている方はいませんか。その一時の解放感の先に、取り返しのつかない深刻なリスクが待ち受けていることを、あなたは知っておく必要があります。これは、単なる脅しではありません。矯正装置をつけたまま通院をやめるという行為が、いかに危険かを解説します。第一に、歯並びが「治療前より悪化する」可能性があります。矯正装置は、歯科医師の精密な計算のもと、歯を正しい方向へ導くためのものです。しかし、専門家の管理を離れた装置は、もはやただの障害物か、あるいは意図しない方向に力をかけ続ける「暴走列車」と化します。特定の歯だけが動き続け、噛み合わせが大きくズレたり、歯が予期せぬ方向に傾いたりして、治療を始める前よりも酷い状態になってしまうことさえあるのです。第二に、「虫歯と歯周病の温床」となります。ブラケットやワイヤーの周りは、ただでさえ歯垢が溜まりやすい場所です。定期的な通院では、専門的なクリーニングも行われますが、それがない状態では、装置の周りから虫歯が急速に進行します。気づいた時には神経に達するほどの大きな虫歯になっていた、という悲劇も少なくありません。第三のリスクは、「装置による口腔内の損傷」です。ワイヤーの端が飛び出して頬や舌を突き刺したり、外れたブラケットを飲み込んでしまったりする危険性があります。これらは激しい痛みを伴うだけでなく、深刻な怪我に繋がる可能性も否定できません。第四に、当然ながら「治療費と時間が無駄になる」こと。あなたがこれまで支払ってきた高額な費用と、治療に費やした貴重な時間は、全て水の泡と化します。それどころか、悪化した歯並びや虫歯を治すために、さらなる費用と時間が必要になるという、負のスパイラルに陥るのです。そして最後に、あなたはクリニックからの「信頼」を失います。もし将来、治療を再開したいと思っても、無断で中断した患者を快く受け入れてくれるとは限りません。「歯列矯正に行かなくなった」という選択は、あなたの口腔内の時限爆弾のスイッチを入れるようなものです。