ブリッジがあっても矯正できる!私の体験
数年前に事故で前歯を一本失い、ブリッジ治療を受けていた私。しかし、もともと歯並びが悪く、特にブリッジの隣の歯が少し傾いていたのが気になっていました。ブリッジがあるから矯正は無理だろうと諦めていたのですが、ある日、矯正専門医に相談する機会があり、思い切って聞いてみたのです。「ブリッジがあっても歯列矯正は可能ですか?」と。先生は私の口腔内を丁寧に診察し、レントゲン写真を確認した上で、「ブリッジの種類や状態にもよりますが、工夫次第で矯正治療は可能ですよ」と答えてくれました。私の場合は、ブリッジの支台となっている歯は健康で、ブリッジ自体も連結部分で分割できるタイプだったため、矯正治療に大きな支障はないとのこと。ただし、矯正治療後にブリッジを作り直す必要があること、治療期間が通常より少し長くなる可能性があることなどの説明を受けました。治療計画としては、まず既存のブリッジを一時的に分割し、支台歯を個別に動かせるようにしました。そして、ブラケットとワイヤーを装着し、全体の歯並びを整えていきました。ブリッジで歯がなかった部分は、仮の歯を入れてスペースを確保。矯正治療が進むにつれて、気になっていた隣の歯の傾きも改善され、全体のバランスが整っていくのを実感できました。矯正治療が完了した後、新しい歯並びに合わせてブリッジを再作製。以前よりも自然で、噛み合わせもしっかりとしたブリッジが入り、長年のコンプレックスだった口元に自信が持てるようになりました。ブリッジがあるからと諦めずに、まずは専門医に相談してみることの大切さを痛感した経験です。