歯列矯正を始めて半年ほど経った頃から、じわじわと現れたのが、あのいや〜な首こりでした。最初は「寝違えたかな?」くらいに思っていたのですが、日が経つにつれて慢性化し、ひどい時には頭痛まで併発するように。矯正装置の違和感や食事のストレスに加えて、この首こりは本当に精神的にもこたえました。担当の矯正歯科医に相談すると、「噛み合わせが変わってきている影響で、一時的に筋肉が緊張しているのかもしれませんね」とのこと。まずは、先生に教えてもらった首と肩のストレッチを毎日欠かさず行うようにしました。お風呂上がりなど、体が温まっている時に行うと、より効果的だったように感じます。特に、首をゆっくり回したり、肩甲骨を寄せるような動きは、固まった筋肉がほぐれるのを感じられました。それでもなかなか改善しなかったので、次に試したのが「温め作戦」です。ドラッグストアで売っている蒸気の出る温熱シートを首の後ろに貼ったり、電子レンジで温めるタイプのネックピローを使ったりしました。じんわりとした温かさが心地よく、血行が良くなるのか、少し痛みが和らぐ気がしました。また、枕も見直しました。それまで使っていた枕がどうも合っていなかったようで、整体師の友人に相談して、首のカーブをサポートしてくれる低反発の枕に変えたところ、朝起きた時の首の痛みが軽減されたように思います。そして、意外と効果があったのが「意識的なリラックス」です。矯正治療中は、無意識のうちに歯を食いしばっていたり、肩に力が入っていたりすることが多かったようで、気づいた時に深呼吸をして、肩の力を抜くように意識しました。日中のちょっとした合間に、目を閉じて数分間瞑想するのも、精神的な緊張を解きほぐすのに役立ちました。もちろん、これらのセルフケアだけでは限界があると感じた時は、無理せず専門家の力も借りました。定期的に整体に通い、体の歪みを整えてもらうことで、だいぶ楽になりました。つらい首こりでしたが、色々試行錯誤しながら、なんとか矯正治療を乗り切ることができました。もし同じように悩んでいる方がいたら、諦めずに自分に合った対処法を見つけてほしいと思います。そして、何よりも担当の先生に相談することが大切です!