私が日本で歯列矯正を始めようと思い立ったのは、日本に来て3年目のことでした。母国でも気になっていた歯並びを、技術が高いと評判の日本で治したいと思ったのがきっかけです。しかし、最初の壁はやはり言葉でした。矯正歯科の専門用語は難しく、自分の希望を正確に伝えられるか不安で、クリニック探しは難航しました。インターネットで「English speaking dentist Tokyo orthodontics」などと検索し、片っ端からウェブサイトをチェック。いくつかのクリニックにメールで問い合わせ、ようやく英語でのカウンセリングに対応してくれるところを見つけました。カウンセリングでは、先生がゆっくりと丁寧な英語で説明してくれ、模型やレントゲン写真を見ながらだったので、治療計画もよく理解できました。費用は決して安くありませんでしたが、支払いプランも相談に乗ってくれ、安心して治療をスタートできました。治療が始まってからは、毎月の調整が待ち遠しい反面、食べ物が挟まりやすかったり、話しにくかったりする時期もあり、正直くじけそうになることも。でも、受付のスタッフさんもいつも笑顔で励ましてくれ、先生も「順調ですよ」と声をかけてくれるので、頑張れています。日本の歯科医院の清潔さや、スタッフのきめ細やかな対応には本当に感動しています。もし日本で矯正を考えている外国の方がいたら、諦めずに自分に合ったクリニックを探してみてください。言葉の壁は確かにありますが、熱意と少しの勇気があれば、きっと乗り越えられますよ!